改札口の仕様を表現する

はじめに


鉄道の改札口というのは予想以上に多種多様で、当初の設計では表現しきれいない繊細な特徴を有するものも発見されています。
ただ種類も概ね出そろってきていると判断されるため、この辺りを再設計することにしました。

とりあえず現状より機械処理しやすく、そこそこ入力しやすいようにASCIIの範囲内で綺麗に表現する方法、を考えています。

たたき台と備忘録をかねて、検討中の内容をメモ代わりに記載したものを公開します。


方針


情報としては、入場方向・出場方向・どちらの方向にも共通したもの、の3つに分けることが可能です。
また予期せぬ画期的な改札が登場することを考慮し拡張性や余裕を持たせることも必要ですが、必要以上に拡張性を持っていても使われることはないし、DBのサイズが増えて良いことがないので、必要最小限としておきましょう。

共通事項


入場にも出場にも共通するのは、次の事項
・幅広
・簡易改札
・有人改札

有人改札でかつ簡易改札というのは存在しないので、この二つは排他とします。
また簡易改札も、1本だけで建っている(時に入場と出場で背中合わせになっている)簡易改札と、扉こそないもののあたかも普通の自動改札であるかのように装うものとがあることが分かってきました。
これらの区別需要があるため、これは今後はきちんと区別して記録することにしましょう。

必要な情報容量は3桁

w-- 幅広
-k- 簡易 (詳細不明なもの)
-kk 簡易 (1本独立タイプ) 地方によくみられる
-k1 簡易 (2本連結一体化タイプ) JR九州などに見られるニコイチ型
-k2 簡易 (2本連結自動改札機風タイプ) JR西日本などに見られる
-u- 有人改札

未使用は - で埋めることとしましょう。


入場と出場


入場と出場で仕様が異なるという微妙な自動改札機があるため、入場と出場は同じ仕様で、かつ別々に持つこととしましょう。
表現すべきは次の事項
・入場専用
・出場専用
・IC専用
・磁気券専用

入場専用/出場専用は、ハードウェア的に片方のみのものと、双方向可能ながら片方向しか進めないようソフトウェア的に設定しているるものとがあります。
また、時間帯によって変化するものもあり、その表示について需要があります。

以上をきちんと記録するためには、各方向ごとに情報容量3桁必要です。

まず方向性については2桁

o- 通行可 (HWかSWか不明な場合)
x- 通行不可 (HWかSWか不明な場合) (入専または出専の時に使う)

oo 通行可 (HW的に)
xx 通行不可 (HW的に)

of 通行可 (両方向可能改札を、SW的に通行制限) f=fix
xf 通行不可 両方向可能改札を、SW的に通行制限)

ot 通行可 (両方向可能だが、時間帯で方向性が変化)
xt 通行不可 (両方向可能だが、時間帯で方向性が変化)

時間帯で変化するものでも、開始・終了時刻などは今後も記録する予定がないので、最初から考慮しません。
oo xx は良いと思う一方、of xf は視覚的に今ひとつ感があるため、再考する必要があるように思っています。


その他の属性


今のところは次の属性が表現できれば充分です。
・IC専用
・磁気券専用

従って1桁で表現できます

i IC専用
m 磁気券専用
- いずれでもないもの


表現例


以上より、共通3桁、入場と出場各3桁で表わせそうということが分かりました。
念のため入場・出場は拡張性を考慮し1桁増やし、3+4+4桁で表現し、各部を/で区切ることとしましょう。
/を含め、1改札あたり13文字あれば余裕を持って仕様を表現できるようです。

表現例は次の通りです。

---/o---/x--- ↑入専 (不確定なもの)
---/x---/o--- ↓出専 (不確定なもの)
---/oo--/xx-- ↑入専 (ハードウェア的に固定)
---/xx--/oo-- ↓出専 (ハードウェア的に固定)
---/of--/xf-- ↑入専* (両方向可能改札を、SW的に通行制限)
---/xf--/of-- ↓出専* (両方向可能改札を、SW的に通行制限)
---/ot--/xt-- ↑入専* (両方向可能だが、時間帯で変化)
---/xt--/ot-- ↓出専* (両方向可能だが、時間帯で変化)
---/ot--/ot-- ↑↓(時限)

-k1/o---/---- ↑簡易(1本独立タイプ) 入専
-k2/o---/---- ↑簡易(2本連結自動改札機風タイプ) 入専

-u-/oo--/oo-- ↑↓有人

w--/oo--/oo-- 幅広
---/ooi-/ooi- IC専
---/oom-/oom- 磁気

---/ooi-/oo-- 入IC専
---/oo--/ooi- 出IC専


今後


今後この表現方法を導入したとして、どのように画面に表示するか(現状通り入場と出場を混合して表示するのか、入場と出場を分けて表示するのか)を考慮する必要があります。
また報告画面も、この仕様に合わせて変更していく必要があると思われます。

2016/10/01(土)11:08 |Comments(0) |Trackback(0)

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