呮 あしをぶらぶらさせてこしかける

なんだかとっても!いいかんじ説明シリーズ 第11回

1番Aメロに登場する字



部首: 口 + 5画
総画: 8画
解字: ⿰口只

文字番号
U+546E
諸橋 03450
康熙 0182.07

この字は、歌詞中では「あしをぶらぶらさせてこしかける」として使われている。


諸橋大漢和辞典には、次のように書かれている。
【呮】 3450 キ 〔篇海〕去至切 ※韻の説明は「、去聲」
腰をかける。〔篇海〕呮、垂足坐也。

大漢和では単に腰を掛けると訳されているが、篇海の説明を直訳すれば「足を垂らして座る」となる。

康熙字典網上版には、次のように書かれている。
呮 〔篇海〕去至切音󠄁跂垂足坐也

音は反切で「去至」、直音法で「跂」と同じとする。
語義については大漢和に引用されるとおりである。


この字は、JIS X 0208にはなく、JIS X 0212(補助漢字)で収録されたものの、JIS X 0213では収録されなかったという、微妙な字である。

「なんだかとっても!いいかんじ」では、「あしをぶらぶらさせてこしかける」という訓読みを与えている。この典拠は「漢字部屋」に訓として記されていたことによる。漢字部屋は、参考文献として大漢和辞典、漢字源、新大字典、新漢語林、中華字海を挙げているが、訓を拾った元を明らかにしていない。

大漢和辞典は単に「腰をかける」であるので直接の典拠ではないと見られる。篇海に「垂足坐也」とあることから、これを訳した結果が巡り巡って「あしをぶらぶらさせてこしかける」に変化した可能性はある。


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2010/02/28(日)10:28 |Comments(0) |Trackback(0)

文字 | 言語学 | 学問・文化・芸術 | [編集]

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