𥰮 たけのこのつけもの

なんだかとっても!いいかんじ説明シリーズ 第3回

中間付近に登場する文字


𥰮
部首: 竹 + 10画
総画: 16画
解字: ⿱竹⿱加可

文字番号
U+25C2E
諸橋 26347
康熙 0894.320

この字は、歌詞中では「たけのこのつけもの」として使われている。

諸橋大漢和辞典には、次のように書かれている。
【𥰮】 26347 カ 〔集韻〕賈我切 ※韻の説明は「、上聲」 ㄍㄜˇ kê3
たけのこのつけもの。或は𥰯(8-26348)に作る。〔集韻〕𥰮、筍葅、或作𥰯。

「たけのこのつけもの」の由来はここにある。
意味を説明する文ではあるが、訓として使うのに違和感も無いことから、あとはコンセンサスだけか。

字そのものは日本語の音読みで「カ」と読むと書かれているが、呉音・漢音・唐音、いずれかは不明。


また、康熙字典にもこの字がある。
康熙字典網上版には、次のように書かれている。
𥰮 〔廣韻〕古我切 〔集韻〕賈我切𡘋音笋也 〔廣韻〕笋𥰮笋葅出南中

但し、集韻の「賈」は、⿱襾貝。グリフが見つからなかった。
音は反切で廣韻では「古我」、集韻では「賈我」とし、集韻は直音法で音を「」と同じとする。
意は、廣韻で「笋葅」つまり「筍の漬物」だとしている。辞書によれば、葅(=菹)は野菜や肉の漬物を意味するとある。


では、実際の問題として「筍の漬物」とは何か、ということになる。
京漬物には醤油漬けなどの筍の漬物が存在するが、字源が大陸なので、京漬物を意味するわけがない。
中華料理で筍の漬物として連想されるものは、支那竹(シナチク)、いわゆるメンマのことだろう。
シナチクは、麻竹の筍を乳酸醱酵させた加工食品とされる。中華料理では炒めて使われるが、日本ではラーメンの具として有名。

ちなみにメンマだが、これは中文ではなく、「麺の上に載せた麻竹だからメンマ」として丸松物産の元会長、松村秋水が考案した造語だという。
𥰮が恋しくなってきました。


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2010/02/20(土)12:54 |Comments(0) |Trackback(0)

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