日本語はクリンゴン語にも劣る?

世界一ロマンチックでない「I love you」は日本語=調査
なるニュースをみて、一言どころか色々と言いたいことがあるので紹介することにしました。

[ロンドン 12日 ロイター] 英ロンドンに拠点を置く翻訳会社トゥデー・トランスレーションズが言語の専門家320人以上を対象に実施した調査で、フランス語で「愛」を意味する「amour」が、世界で最もロマンチックな単語に選ばれた。


などとしています。

この報道によれば、「ロマンチックな単語」は、次の順位とのことです。

> 1位 フランス語で「愛」を意味する「amour」
> 2位 イタリア語で「愛」を意味する「amore」
> 3位 イタリア語とスペイン語で「とても美しい」を意味する「Bellissima」
> 4位 イタリア語とスペイン語で「最愛の人」を意味し呼び掛けに使われる「tesoro」

西洋語に偏っているのは、調査したのがイギリスの会社であるし、専門家320人以上と言ったところでその殆どは西洋人でしょうから、フランス語やイタリア語が良いという結論になるのは、まぁ仕方がないかとは思う。

今回、指摘しておきたいのはその件ではなくて、最後に書かれていた次の文です。

一方、ロマンチックではない響きがする「I love you」の言い方では、SFシリーズ「スタートレック」で使われるクリンゴン語だという「qaparha」などを抑え、日本語の「私はあなたを愛します」が1位となった。


突っ込みどころが満載すぎて、どうにもなりません。
審査した人達が日本語を全く理解していないことだけは確かですが。


無粋とは思いつつも、色々と文句を言ってみたい。


クリンゴン語の「qaparha」が何と発音するのか存じ上げませんけど、それ以前の問題として「私はあなたを愛します」なんて、まんま機械翻訳じゃないですか。
仮に言うとしても「愛します」ではなくて「愛しています」ではなかろうか。

ちなみに英語での報道によれば、「私はあなたを愛します」は、「watakushi-wa anata-wo ai shimasu」だそうで、ますます、そんなことを言う日本人はいないと見込まれます。

普段使わない表現で比較している時点で、公平さとかが全く無いですね。


他にも、フランス語とかイタリア語とかは名詞や動詞だけですが、なぜ英語や日本語だけ主語や目的語が付いて文になっているのだろうか。もっと簡潔に「愛してる」とか「好きだ」ではなぜ駄目だったのか。I love you を、どこかの翻訳サイトで機械翻訳しただけではないのか。


あとそもそも、フランス語とかイタリア語では「愛!」と言うとI love youの意味にになるのだろうかとか、
更に、「とても美しい」だけで告白になるのかとか、「最愛の人」と言うことが告白になるのかとか、報道だけ見ると疑問ばかり湧いて参ります。


そして最後に、先頭をもう一度引用。
英ロンドンに拠点を置く翻訳会社トゥデー・トランスレーションズ

翻訳会社でこのありさまでは、品質が不安で仕事を任せられませんね。
普段はどんな仕事をしているのかとか、考え出すと恐くなります。

2010/02/16(火)19:06 |Comments(0) |Trackback(0)

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