「外」という字

「外」という字ですが、私はいままで「タト」だと思っていました。



こんな字です。1フェムト秒すら疑ったことはありません。

ところが、今日調べてみるとどうも違う。
どうやら本邦に於いては、次のように書くのが正しいらしい。



そんな馬鹿な。こんな字形は明らかにおかしい。
そもそもこの旁は一体何なんだ。他にこんな旁をもった字は見たことがない。
いったいいつからこんなことになって居たのだろうか。
確かに、手元の本(理科年表とか)を適当に開いて外の字を確認したら、全部だった。

納得できないので、本棚から子供の頃に使ってた古い漢字辞典や国語辞典を取り出してきた。

調査結果


角川 新字源


角川 新字源 小川環樹・西田太一郎・赤塚忠 編 (昭和六十三年一月二十日 二八四版)
新字源


だった。
しかも、部首は「夕部」ではなく「卜部」に置かれていた。
卜部なのにはみ出すんですか?
ますます納得できません。

新字源では、次のように説明されています。
[なりたち] 形声。卜と、音符月ゲツ→グワイ(月と夕が混用された。われる意→欠ケツ)とから成り、ひびわれが龜甲きっこうの表面に現われる。転じて「そと」「ほか」の意を表わす。

とのことですが、だとしたら益々であるべきであって、なのはおかしいのではなかろうか。


三省堂 小学国語辞典


三省堂 小学国語辞典 第六版 石黒修・中沢政雄 編 (一九八二年九月一日 第五刷)
三省堂 小学国語辞典


この国語辞典ではでした。

外から始まる語として
そと【外】
そとうみ【外海】
そとがわ【外側】
そとのり【外のり】 (※外法のこと)
が掲載されておりましたが、全てでした。


三省堂 セレクト古語辞典


三省堂 セレクト古語辞典 編集代表 桑原博史 (一九八八年三月十日 第三刷)

この古語辞典ではでした。


康煕字典


埒があかないので、最終兵器「康煕字典」を確認。

UniHanによれば 0246.020 とのことなので、康煕字典246ページを確認しました。

古文とありました。

康煕字典としても、ではなくなのだそうです。

2009/07/20(月)00:58 |Comments(0) |Trackback(0)

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