いわさきICカードの停留所番号について(3回目)

詳細は1回目である「いわさきICカードの停留所番号について」をご覧下さい。

データフォーマットについて


いわさきグループは、他社と異なりデータフォーマットが異なっておりましたが、ほぼ特定に至りましたので報告を致します。

RapicaといわさきICカードの基本的なデータフォーマットは、1回目を読んで頂いての通りですが、重要な要素は次の項目となります。

+3〜+6 (4バイト): 事業者、駅・停留所番号
+7〜+8 (2バイト): 系統番号?
+9〜+B (3バイト): 装置番号?

Rapicaの事業者である、鹿児島市交通局・南国交通・JR九州バスは、同じフォーマットで+3〜+6の4バイトの中に停留所番号を保存していました。
また最近、装置番号(≒車体番号)が記録されていることも確認致しましたので、ここから系統番号も記録されていることはほぼ確実とみております。

しかし、いわさきICカードはフォーマットが全く異なっており、長く情報収集を続けてきました。
停留所番号は他社と同様に最初の4バイトにあると仮定して情報収集してきましたが、このたび、系統番号や装置番号を保存する領域で、停留所番号を保存している可能性を見いだしました。
具体的には次の通りです。

+3〜+6 (4バイト): 事業者、不明な情報
+7〜+8 (3バイト): 系統番号
+9〜+B (2バイト): 停留所番号

系統+連番というフォーマットは、他に北陸鉄道の「ICa」に類例が見られます。
1報告あたりに必要な調査時間が膨大なため、大量に報告が届くと大変なことになってしまう形式ですが、どうやらそのような形式で保存されているように考えられます。

きっかけ


いわさきグループは自社公式サイトで時刻表も系統ごとの停留所も一切公開しておりませんため、調査がかなり難航していました。

そんな中で、たまたま検索でヒットした「32-1番線」の時刻表で全ての停留所の一覧が確認でき、停留所番号を最後の2バイトとした時に、金生町を0番とすると報告された情報と一致することが確認できました。

同じ系統で表示されていても、カードに記録される系統番号が異なることがあり、これは出発する停留所や経由地、方向(上下線の差違)などの違いによって変化するものと予想されます。

また過去の報告では、系統番号は一致しながら停留所番号が異なる例がいくつか検出されております。しかしこれにより、報告のミスなどの検出可能性も含め、順次研究を進めていける段階へと移行したという手応えを感じました。


今後の対応について


まだ上記の解析結果で確定したわけではありませんが、確度は高いと予想されるため、今後この方式に順次変更をしていきます。
また、これまで報告され登録された分については、見るべき情報が変わってきますので一旦データベースから抹消することになり、新しい報告と過去の報告を順次データベースに追加することとなります。

再調査と登録はかなり時間を要する作業となりますので、今後しばらくは従来表示されていた停留所名が表示できないことになると思います。
しかし今後は、従来よりも正確に表示することが出来るようになると予想をしております。


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2017/04/11(火)14:31 |Comments(0) |Trackback(0)

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交通系ICカードによる物販についての説明

はじめに


ICカードこれひとつ」による物販対応ですが、交通系ICカードによる物販は店舗名の表示に対応しています。
しかしこれは技術的難易度が高く、かなり実験的な色合い濃く、そのため特に告知することなくひっそりと開始した経緯があります。
番号はかなり重複しているため、表示も重複せざるを得ませんし、このため自分が見たことも聞いたこともない店舗名が画面に表示されてしまうという難点もあります。
当該の店が未登録であれば、見たこともない店「しか」表示されないという状況となります。


これまでの対策


まだユーザーが少ない頃は、よく分かっておられる方々が特に利用されていたこともあり、多少のトラブルはありましたが重複前提でご利用戴き、報告もいただけました。
しかし現状のようにユーザーが増えてきますと、理解しないまま利用されトラブルを起こされる方が少なからず現われるようになりました。

これまでも、番号が重複していることを告知したり、標準で表示OFFとしてONするためには説明文を読ませるようにしたりしました。この目的のため、全てスクロールしないとボタンを押せないようにする処理を作成したりもしました。ただ結論としては、殆ど効果がありませんでした。

ユーザー個人が勘違いするだけであれば、それは使い方が悪いのですから仕方なしで済ませることができます。しかし残念ながらこの機能の場合、第三者に迷惑が及ぶため、弊社としては対応に苦慮をしています。

これまでも、未知の店が表示されたということでカードの盗用などを疑い警察に通報した方がおられ警察沙汰になったり、鉄道会社や店舗にクレームを入れる方がおられたりしています。

このような状況が続きますと、「ICカードこれひとつ」というアプリそのものが「公害」となってしまうため、「交通系ICカードの物販店舗表示機能」そのものを廃止することも検討せざるを得なくなります。


最近の暫定的な対策


説明を全部読まなければONできないダイアログを、全く読まないままスクロールだけしてONする方がおられる以上は、技術だけでは対処不能となります。ですので、これまで重複している場合のみ表示していた注意文を、重複していない場合にも表示するようにしました。

これまでは、全てに表示しなくても済むよう、事前説明という手段で何とかしようと試みてきたのですが、残念ながらそれは無理だったのです。

今のところ、ユーザーに確実に説明を読ませる方法は発明されておりません。毎回ダイアログを表示するという方法も提案されていましたが、毎回表示したとしても読まない人は読まないという実績が既にありますので、結論としては最終手段という事になりました。現時点で、「画面に常時表示する」以外に効果が期待できる方法はありません。

表示が邪魔、としてGoogle Playにもレビューが寄せられておりますが、機能廃止よりはマシであると思って我慢していただければ幸いです。
どうしても許容できないというのであれば、第三者に迷惑を及ぼさないためには、今すぐできる方法としては機能廃止以外に選択肢がないのです。


今後の方針?


機能を廃止しても喜ぶ人は誰もおりませんし、弊社としてもそれだけは避けたいと考えています。
そこで当面は、全ての物販に説明を表示する方針で行きたいと考えています。
今後どうするかはまだ決まっておりませんが、機能を安全に維持し続ける方法として、弊社内では次のような案が出されていることをお伝えをして締めくくりとさせて戴きます。

・交通系ICカードの物販は将来的に有料機能とし利用者を限定するという案
・利用者は限定しない代わり、過剰な説明文(今回不評なもの)は将来的に有償オプションでOFFできるようにする案

2017/03/13(月)15:00 |Comments(0) |Trackback(0)

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ICカードこれひとつ 履歴機能など

ICカードこれひとつ

履歴機能


このアプリは、開発に当初想定を大幅に超えたコストが掛かっておりますが、弊社で出せる開発費用にも限りがあることや既に予算を超過していることもあり、せっかく提供いただいている情報の調査&登録作業もままならない状況です。

そこで今後の安定した開発体制を確立するため、ICカードこれひとつでは有料ライセンスでのみ使える機能などを随時開発し、更に皆様のお役に立てるよう頑張っております。

まず、以前より要望がありました「履歴機能」ですが、開発も進み、ある程度の目処が見えて参りました。
CSV出力なども要望がありますが、まずは履歴機能を柱として有料ライセンス提供を開始していこうかと考えているところです。

機能の動き方


ICカードこれひとつには「直前に読んだカード情報を保持する」機能が搭載されています。
履歴機能は、この直前データを、選んだ古い情報で置き換え、それを元に画面も書き換える、という動きになります。
そのままアプリを終了して再起動した場合も、選んだ情報はそのまま保持されていますので、再度それが表示されるという動きになります。

履歴の保存


カードを読み取り、正常に読み取れたと判断した場合に、逐次結果を保持します。
画面下に何らかのエラーが表示される場合は、安全のために原則として記録しません。

機能の使い方


メニューから履歴のボタンを押すと、記録されているカード一覧が表示されます。
カード種類と、カードのIDmに加えて、各カードに「名前」を付けておくことができます。
各行ごとに表示される鉛筆ボタンを押せば名前の変更が、ゴミ箱ボタンを押せば履歴抹消がそれぞれ可能です。
カードの種類を何種類保持するかは、現在検討中です。ライセンスの種類によって変化することを予定しています。
allinone_h1.png

行をタップしますと、そのカードで記録された履歴が表示されます。
カードを読み取った日付、時刻、残高が新→旧で表示されます。ここから、再表示したいものをタップしますと、その画面が表示されます。
カードごとに過去何件分保持するかは、現在検討中です。ライセンスの種類によって変化することを予定しています。
allinone_h2.png


今後の予定


有料機能ですが、オープンβとして、機能を制限付きで一時的に無償搭載することも計画しています。
機能に対するご要望等あれば、この機能が搭載される前後を問わずお知らせいただければ幸いです。

ちなみに、リストビューの中にボタンを入れるインターフェイス作りには成功しましたが、ボタンの大きさなどが固定できずかなり微妙です。
諦めて別のインターフェイスにすることも考えています。

2017/03/08(水)19:31 |Comments(0) |Trackback(0)

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ICカードこれひとつ OSバージョンのシェア

ICカードこれひとつ
3月6日集計分まででの、アクティブなインストール端末におけるOSバージョンのシェアは、次のようでした。

Android 6.0 46.39%
Android 5.0 16.14%
Android 4.4 11.46%
Android 7.0 8.56%
Android 5.1 6.68%
Android 4.2 6.34% ↑95%ライン

Android 7.1 2.15%
Android 4.1 2.07%
Android 4.3 0.22%

4.2以上で95%を超えるようです

地図&ナビのAndroid全体では、5.1が約15%、7.0は5%とのことで、7.0の順位はかなり低いようですが、ICカードこれひとつではかなり台数が多い。また7.1も全体で0.95%に対して2.15%もあるなど、新しいOSでのユーザーが多いようです。
このことから、ICカードこれひとつのユーザーは、Android 7.xなど「新しいもの好き」が多いと判断できるのかと思います。

今後も、新しい発想を取り込んだ便利なICカードビューアーに仕立てていきたいと考えております。
のんびりと、末永くお付き合いいただければ幸いです。

2017/03/08(水)15:56 |Comments(0) |Trackback(0)

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バス停番号の並び方について

バス停の番号、事業者ごとに色々と異なる考え方で番号を振っていることが分かってきました。
概ね、次の種類に分かれるようです。

①50音順
②路線ごとに順番
③系統ごとに連番
④謎

・50音順は、読み仮名付きのバス停名の一覧表があれば、未知の番号も予測出来ることが多いと思うのですが、公式サイトに停留所の一覧などがないことが多く、意外と難しい。
・路線ごとに順番は、点と点が分かれば、その間がかなり予測できます。但し、ある路線が全て番号が付いて、次の路線にどのように移るかは色々あるため、このあたりは調査が必要です。
・但し、停留所に一意の番号がなく、各系統ごとに連番で停留所番号が付いている場合、データベース化には膨大な調査量が必要となります(ICaなどが好例)。
・それ以外は、順不同かもしれないくらい、良く分からないもの(いわさきICカードなどもこれでしょうか)。


50音の各音ごとに番号の予備を設けているもの(itappyの伊丹市営バスなど)は、追加があった場合は各音ごとの最後に順次追加されるようです。
そのような予備を設けず単に並べて番号を振っている場合、後から停留所を追加する場合は従来の番号のあとに、追加する停留所全てを50音順に並べて番号を振る、ということをすることが多いようです。


同じカードを使う地域でも会社が変われば方針も変わる好例として、長野県のKURURUがあります。
長電バスは、独自のバス停は系統ごとに並べて番号を振っています。
一方、アルピコ交通(川中島バス)は、独自のバス停は50音順に並べ、後から追加されるバス停は最後に順次追加される形です。
なお、両社共通の停留所は長野駅を1番として並びで順次番号が振られ、両社で番号を共有しています。


ちなみに阪神バスは、元々「②路線ごとに順番」と思われる路線番号を持っていましたが、尼崎市営バスを尼崎市内線として受け入れた時に、不思議な方針で番号を付けました。
尼崎市内線を、「ほぼ」50音順(なぜか正確に50音順ではないらしい)に並べ、これを元々の番号の空き番号の所に順番に埋めていったのです。
しかも、同じ名前&同じ場所にある、阪神バス路線と尼崎市内線で共有する停留所の停留所番号は別です。
番号を一目見ても尼崎市内線なのかそうでないのか区別できませんし、せっかく混ぜているのに阪神バス路線と尼崎市内線の停留所番号は共有していません。混ぜる理由が全く分からず、全体としてみると順番がめちゃくちゃになっただけのように思えます。
番号空間はかなり余っているのですから、大きな番号から順番に並べるだけでもよかったろうに、なぜこのようなことをしたのかは謎ばかりです。


他にも色々分かったことはありますが、今後さらに調査で分かったことがあった際に順次報告したいと思います。

2017/02/20(月)21:49 |Comments(0) |Trackback(0)

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主として「ICカードこれひとつ」や「文字、文字コード」処理、時々C++などについて記述しています。

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